「東京ミズマチ」開業と共に「すみだリバーウォーク」も開通

2020年6月18日、東京・墨田区の東武スカイツリーライン「浅草駅」と「東京スカイツリー駅」を結ぶ鉄道高架下に複合商業施設「東京ミズマチ」が開業し、同日、隅田川にかかる新しい歩道橋「すみだリバーウォーク」も開通しました。

人や地域、さまざまな文化が交流し、旅を楽しむように街を行き来することで、地域独特の魅力に出会えるディスティネーション型水辺空間。

そんなコンセプトで誕生した「東京ミズマチ」には、水辺の景色をゆっくり楽しめる開放的なレストランやライフスタイルショップ、コミュニティ型ホステル、地元で人気の和菓子店などが軒を連ねます。

テナントは浅草駅に近い「ウエストゾーン」と東京スカイツリー駅に近い「イーストゾーン」、2つのエリアで合わせて14店舗の出店が予定されており、先行してオープンした「ウエストゾーン」の5店舗に続き、他の店舗も順次、開業していくそうです。

もっとも「すみだリバーウォーク」に近い「ランド・エー」は、美味しい食材や食文化を体験できるレストラン。川沿いにはテラス席も設けられ、人気メニューのチキンバスケットやクレープをピクニック気分で味わうこともできます。

生活用品などのデザインを手がける「アッシュコンセプト」がプロデュースするデザインプロダクトショップ「コンセント」には、オリジナルブランド「+d(プラスディー)」を中心とした、約200点の個性的なアイテムが並びます。

地元・曳舟で人気の和菓子店が手がける「いちや」は、職人が丁寧に手作りした大福やどら焼きを味わえる甘味処。定番の菓子のほか、季節に合わせた商品も多く、夏季は名物の生熟かき氷を楽しむこともできるそうです。

「デウスエクスマキナアサクサ」は、オーストラリア発のサーフ&バイクカルチャーを中心とした東京初出店のライフスタイルショップ。人気のバリスタ・ヨシさんが作る名物メニューのホットラテが楽しめることも話題となっています。

バターをたっぷり使ったリッチな風味のオリジナル食パン「ムー」や香り高いエスプレッソが楽しめる「むうや」は、東京・表参道で人気の「パンとエスプレッソと」が手がける新業態の店舗。店内でゆっくりと味わうこともできます。

「東京ミズマチ」は広い芝生エリアを持つ隅田公園に隣接しており、訪れた人が開放的な気分でゆっくり過ごせることも魅力のひとつ。

「東京ミズマチ」のコミュニティ道路に沿って流れる北十間川には、浮桟橋の船着場も建設されており、今後は水上交通でいろいろなエリアとの行き来が可能になるというから楽しみですね。

隅田川を渡る東武鉄道橋梁に設置された歩道橋「すみだリバーウォーク」が開通したことで、徒歩移動の便がよくなったことも大きなトピックです。

橋梁の色は周辺環境との一体化を目的として「スカイツリーホワイト」に塗装され、日没後から終電時刻まではライトアップされた姿を眺めることもできます。

通行可能な開門時間は午前7時から午後10時までですが、約160mの歩道はほぼ直線で歩き心地がよく、散歩にも最適です。

川面を眺めることがきる「ガラス床」が設置されているほか、プロポーズにふさわしいロマンティックなポイントとして「恋人の聖地」に認定されているなど、アミューズメント要素もたっぷり。

東京スカイツリー公式キャラクター「ソラカラちゃん」もこっそりと、2箇所に描かれているので、ぜひ探してみてください。

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