海辺と都会の境界線をボーダーレスに繋ぐHi-NODE(ハイノード)

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2019年8月3日(土)、東京都港区日の出ふ頭に誕生した「Hi-NODE(ハイノード)」。施設内には船客待合所のほか、レストラン&カフェも充実し、目の前には大きな芝生広場も!海と自然を感じながら、美味しい食事、きれいな景色、エンターテイメントや音楽を思いっきり楽しむことができる新感覚スポットです。

 

海と自然を感じられる2つのレストラン&カフェ

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東京湾を一望する海と緑に囲まれた全190席のレストラン&カフェ「BESIDE SEASIDE(ビサイドシーサイド)」では、季節素材を活かしたヨーロッパ料理をメインに、名物パエリアやハーブ&スパイシーな一皿を提供。

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大窓からの差し込む光を感じながらゆったりとくつろげる店内は、天井も高く開放的な空間。海辺と都会の境界線をボーダーレスに繋いで、心躍るような「食と遊びと学び」を楽しめるオールデイ・ダイニングです。

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素材の旨味を生かしたシンプルながらも彩りあふれる料理と気軽なバーを楽しめる「BERTH ONE(バースワン)」。友人やパートナーとの特別な時間に、気軽に立ち寄れるバーとして、2次会などのパーティで貸切利用も可能です。

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たくさんの種類のお酒が取り揃えられた店内のバーカウンター。心地よい空間の中で、こだわりのお酒を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

海あり緑ありの最高の癒し空間

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海辺の景色や風を感じられるのはもちろん、たくさんの緑も楽しむことができる「Hi-NODE(ハイノード)」。施設内のどこへ行ってもすぐにそばに緑があり、心がほっと癒されます。

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海に面したバルコニーやテラス席がたくさんあるのも「Hi-NODE(ハイノード)」の魅力。店内でも店外でも、シチュエーションに合わせて、海と緑を思う存分楽しめます。

海辺と暮らしの新しい関係を築く新施設「Hi-NODE(ハイノード)」。海と緑に囲まれたロケーションで、都心にいながらも時間の存在を忘れてしまう最高のスポットです。ぜひ足を運んでみてください♪

 

 

Hi-NODE(ハイノード)

https://hi-node.jp/

 

海も緑も楽しめる新感覚スポット「Hi-NODE(ハイノード)」が日の出ふ頭に誕生!

海も緑も楽しめる新感覚スポット「Hi-NODE(ハイノード)」が日の出ふ頭に誕生!

2019年8月3日(土)、東京都港区日の出ふ頭に船客待合所、レストラン、芝生広場から構成される新施設「Hi-NODE(ハイノード)」がグランドオープン!東京のど真ん中にいながらも、海、風、緑を感じることができる新感覚スポットで、海に面したバルコニーやテラス席からは東京港を一望することができる贅沢空間です。そんな都会のオアシスの誕生を祝して、8月2日(金)「Hi-NODE(ハイノード)」開業式典が行われました!

開業式典には小池百合子・東京都知事も来訪

公式の場で初のお披露目となった「Hi-NODE(ハイノード)」。開業式典は多くの参列者で賑わい、小池百合子・東京都知事も来訪。日の出ふ頭の新しい顔「Hi-NODE(ハイノード)」の事業に敬意を表し、東京都としても日の出ふ頭の活性化と舟運の活性化を進めていきたいと祝意を述べられました。

施設内を見学中の小池百合子・東京都知事。船着場やレストランなど、出来たばかりの「Hi-NODE(ハイノード)」を熱心に見てまわられました。

都会にいながら海も緑も楽しめる最高の癒しスポット

乗船予定のない人でもレストランやイベントで楽しむことができる「Hi-NODE(ハイノード)」。施設の目の前にある大きな芝生広場は、ヤシなど南国風の植栽が施され、山や川で採取した3DサウンドがBGMで流れる癒し空間。こちらの広場では、今後たくさんのイベントが開催される予定とのこと。ぜひ公式ページをチェックしてみてください!

色とりどりの植物がふんだんに詰め込まれたスタイリッシュなデザインの看板。「Hi-NODE(ハイノード)」のこだわりが、細部まで感じられます。

施設内には全100席のテラス席があり、心地よい海風を感じながら優雅なひと時を過ごすことができます。晴れた日にビール片手に乾杯!なんて楽しみ方も♪

もちろん、船着場まで直通となっているので移動も楽々!時間を気にすることなく乗船時間の直前まで食事やお酒をゆっくりと楽しむことができます。

ありそうでなかった新感覚のエンターテインメント空間「Hi-NODE(ハイノード)」。海も緑も同時に楽しむことができ、その場にいるだけでワクワクしてくる、まさに都会のオアシスです。

次回は、「Hi-NODE(ハイノード)」の内側をご紹介していきます♪

Hi-NODE(ハイノード)

https://hi-node.jp/

強さと繊細さ、2つの顔を持つ厩橋~隅田川に架かる橋

「強さと繊細さ、2つの顔を持つ厩橋」

優雅な三連アーチの厩橋。ガッチリ頑丈な骨格と曲線美、馬の装飾が特徴で、隅田川に架かる橋の中で一番美しいという人もいるほど。すぐそばには「日本のブルックリン」を実感できる複合施設「THE EAST」もあり、橋巡りをさらに盛り上げてくれます。

一風変わった名前の由来

厩橋が初めて架けられたのは1874年のこと。江戸時代、この界隈には幕府の米蔵があり、橋向こうに御米蔵の米を運ぶ馬の馬屋(厩=うまや)があったことにちなんで、この名前がつけられたのだそう。

あちこちに散りばめられた芸術

厩橋を語る上で忘れてはならない装飾の部分。芸術的な馬のレリーフをはじめ、親柱には馬を描いたステンドグラスがはめ込まれ、夜になると内の灯りで馬の絵が浮かび上がります。頑丈なだけでなく、随所にデザインのこだわりも感じられるなんとも贅沢な橋なんです。

屋形船で味わう非日常なひと時

江戸時代より粋な遊びとして楽しまれてきた「屋形船」。ランチをしながら、またお酒を飲みながら、日常から離れた特別な時間を過ごすのはいかがでしょうか。写真は厩橋のたもとから乗船できる「屋形船 釣新」。

東京の橋をモチーフにしたイケメンコンテンツ!

Ⓒハシダンシ

吾妻橋をはじめ、東京に架かる4つの橋を擬人化したキャラクター、ハシダンシはご存知ですか? 各キャラが持った演劇、花火、美術、動物という特技や特徴を用いて、奇想天外な物語を繰り広げます。今夏より本格始動!気になる方は是非チェックを!

厩(UMAYA)

パフォーマンス:動物パフォーマンス

イメージカラー:緑

身長:159cm

性格:自分にあまり自信がなく、照れ屋でもある。

「ほすう」という小さなウマを肩にのせていて、

恥ずかしくなるとマフラーやほすうのおなかに顔をうずめる。 

ハシダンシ公式サイト https://www.hashidanshi.jp/

●厩橋へのアクセス

・東京駅-(JR山手線6分)-御徒町駅-(徒歩6分)-上野御徒町駅-(都営大江戸線3分)-蔵前駅-(A7出口2分)-厩橋

・東京駅-(JR京浜東北線4分)-秋葉原駅-(JR総武線3分)-両国駅-(西口10分)-厩橋

日本のエンターテイメント発祥地!両国橋~隅田川に架かる橋

「日本のエンターテイメント発祥地!両国橋」

東京を代表する一級河川、隅田川に架かる様々な橋。第三回は、相撲の聖地、両国の地名の由来にもなっている両国橋にフィーチャーします。あの隅田川花火大会が誕生した場所でもあり、古くから隅田川と共に築いてきたその歴史を振り返ってみましょう。

実は隅田川に架かる最古の橋!

創架は江戸時代である1659年にまでさかのぼります。当時武蔵国と下総国の両国を結んでいたことが名前の由来で、歴史的にも重要な隅田川最古の橋なんです。現在の隅田川花火大会の起源となっている「両国花火」もこの橋で打ち上げられています。

両国を感じる風情あるデザイン

両国橋といえば、花火や相撲の土俵や技、軍配をあしらった装飾デザインが施してあるガードレールや欄干が特徴!まさに歩くだけで両国を感じる粋なデザインですよね♪2008年には東京都選定歴史的建造物にも選定されています。

江戸情緖溢れる隅田川テラスも必見♪

また両国橋〜蔵前橋間の防波堤壁面には、「隅田川テラスギャラリー」として季節ごとの浮世絵や花火大会風景など、両国にちなんだ伝統的な錦絵が展示されているんです。橋をのんびり歩きながら、明治時代や江戸時代の文化に間近で触れられる絶好の場所ですよ。

東京の橋をモチーフにしたイケメンコンテンツ!

Ⓒハシダンシ

吾妻橋をはじめ、東京に架かる4つの橋を擬人化したキャラクター、ハシダンシはご存知ですか? 各キャラが持った演劇、花火、美術、動物という特技や特徴を用いて、奇想天外な物語を繰り広げます。今夏より本格始動!気になる方は是非チェックを!

両国(RYOGOKU)

パフォーマンス:花火

イメージカラー:グレー

身長:180cm

性格:普段は温厚で懐が深い性格なのだが…。

いつも微笑んではいるが、その瞳はどこか憂いが漂っている。

扇子を使って花火を操り、袖のフリルは繰り出す花火の色に染まる。

声:染谷俊之

●両国橋へのアクセス

・東京駅-(JR京浜東北線4分)-秋葉原駅-(JR総武線2分)-浅草橋駅-(A1出口から徒歩7分)-両国橋

クールキャラ担当?爽やかブルーの駒形橋 ~ 隅田川に架かる橋

クールキャラ担当!? 爽やかブルーの駒形橋」

東京を代表する一級河川、隅田川に架かる様々な橋をご紹介する当コラム。第二回は浅草通りに架かる駒形橋。前回の吾妻橋と対照的に、爽やかで落ち着きのあるブルーが特徴的。早速その魅力に迫りましょう。

せっかくなら小堂も巡るのが粋!

元々ここは「駒形の渡し」という渡し船が運行されていた場所。その後、1927年に駒形橋が架かりました。しかしその名は「駒形の渡し」からきたものではなく、浅草橋の堂宇のひとつである「駒形堂」が由来と言われています。ぜひ参拝してみてください。

クールだけど根は優しいんです

ブルーの美しいアーチの駒形橋。そのクールな外観とは裏腹に、中央部分にバルコニーがあったりと実は通行人に優しい作り。川や船をゆっくり眺めたり、金のモニュメントやスカイツリーの撮影スポットとしてもオススメです。

大迫力な竜馬で東京の風を感じよう♪

赤×青の鮮やかなカラーリングを施した遊覧船「竜馬」。約300人も乗船できるだけあって大きな船体が大迫力! 屋上デッキに上がれば船外の景観も楽しめます。あの偉人さながらに風を浴びながらクルージングしましょう。

東京の橋をモチーフにしたイケメンコンテンツ!


Ⓒハシダンシ

吾妻橋をはじめ、東京に架かる4つの橋を擬人化したキャラクター、ハシダンシはご存知ですか?各キャラが演劇、花火、美術、動物という特技や特徴を用いて、奇想天外な物語を繰り広げます。

今夏より本格始動! 気になる方は是非チェックを!

駒形(KOMAGATA)

CV:八代拓

パフォーマンス:アート

イメージカラー:青

身長:167cm

性格: クールで頭脳明晰な美青年 。

その容姿ゆえ、気付けば女性が周りに集まってくるが、

本人は、自身よりも自身の描く作品を見てほしいと思っている。 

ハシダンシ公式サイト https://www.hashidanshi.jp/

●駒形橋へのアクセス

・東京駅-(JR山手線2分)-神田駅-(東京メトロ銀座線11分)-浅草駅-(A5出口5分)-駒形橋

・東京駅-(徒歩5分)-大手町駅-(東京メトロ東西線1分)-日本橋駅-(都営浅草線8分)-浅草駅-(A2出口すぐ)-駒形橋

神秘の朱に染められた下町の象徴、吾妻橋 ~ 隅田川に架かる橋

「神秘の朱に染められた下町の象徴、吾妻橋」

花の都・東京を代表する一級河川、隅田川。長い歴史を持つこの川には沢山の橋があって、私たちの生活を支えてくれています。せっかくなので隅田川に掛かる沢山の素敵な橋をご紹介。記念すべき第一回目は地元の方々に愛される浅草の象徴、吾妻橋を歩きます。

最初は吾妻橋じゃなかった…!?

まずは歴史から。実はこの橋、1774年に架橋された時は隅田川の当時の呼称である大川にちなみ、「大川橋」と呼ばれていました。現在の名称となったのは架け替えが行われた1876年から。東岸にあった吾嬬(あづま)神社の道筋にあたることからその名がついたと言われています。

喜ばれること間違いなしの豪華な夜景

歴史の長いこの橋ですが、現代では夜になると美しくライトアップされるように。水面に映ったその光もこれまた幻想的で最高! また近くには有名なスーパードライホールと東京スカイツリーまで。なかなか豪華な景色なんです。

知らない東京が見つかる水上バス

隅田川では数多くの種類の水上バスが運行中。春には桜を見ることができるし、夏には隅田川花火大会が開催されるタイミングで乗れば船上から美しい花火も鑑賞できます。いつもと違った東京の景観を楽しんでみてはいかが?

東京の橋をモチーフにしたイケメンコンテンツ!

Ⓒハシダンシ

吾妻橋をはじめ、東京に架かる4つの橋を擬人化したキャラクター、ハシダンシはご存知ですか? 各キャラが演劇、花火、美術、動物という特技や特徴を用いて、奇想天外な物語を繰り広げます。今夏より本格始動!気になる方は是非チェックを!

吾妻(AZUMA)

CV:千葉翔也

パフォーマンス:演劇、お笑い

イメージカラー:赤

身長:175cm

性格:浅草生まれの江戸っ子で人懐っこい。目立ちたがり屋で、身体を動かすことが得意。自分のパフォーマンスが一番だと思っているが、仲間思いでまっすぐな性格。

●吾妻橋へのアクセス

・東京駅-(JR山手線2分)-神田駅-(東京メトロ銀座線11分)-浅草駅-(4番出口すぐ)-吾妻橋

・東京駅-(JR山手線4分)-秋葉原駅-(JR総武線2分)-浅草橋駅-(都営浅草線3分)-浅草駅-(4番出口すぐ)-吾妻橋

東京の水辺に桜を求めて

世の中に たえて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし。

古典の教科書で知った在原業平の歌は、桜の素晴らしさに惹かれる人の心を詠んだものですが、毎年、この季節が来るたびに「なるほど」と共感させられます。

そんな気持ちが抑えられず、桜を求めて東京の水辺をなぞってみました。

2019年、東京都心では平年より早い3月21日に開花が発表されたこともあり、出かけた4月上旬はすでに桜のピークを過ぎていましたが、散りゆく美しさも桜のよさ。

まずは、浅草駅から徒歩5分と便もよく、行き交う舟やスカイツリーと一緒に桜を眺めることができる墨田公園へ。

満開の時期を逃したとはいえ、「桜まつり」開催期間中ということもあり、花も人も十分すぎる賑わいです。

墨田公園は隅田川を挟んで両岸で桜が楽しめます。

言問橋を渡ってスカイツリー側を散策すると、水門付近など静かな場所でも桜に出会うことができます。

舟に乗っている人があまりにも楽しそうなので、東京水辺ラインの水上バスで浜離宮まで移動しながら桜を探すことにしました。

墨田区役所前の発着所から乗船するときは、区役所内の観光案内所でチケットを購入します。

浜離宮で下船する場合、発着所が敷地内にあるため運賃の620円と入園料240円を一緒に支払いますが、浜離宮の通常入園料は300円だから少しお得なんですよ。

岸を離れて水上から見る桜は非日常的で、いつもと違う雰囲気を味わわせてくれます。

浜離宮までは50分ほどの船旅ですが、散歩気分の桜見物にはちょうどいい長さです。

浜離宮の桜も見頃は過ぎていたものの、開発が進む都心の水辺の春を大勢の観光客が楽しんでいました。

東京の水辺の桜といえば、人気スポットとして必ず名前が挙がる目黒川も気になるところ。

目黒・池尻大橋エリアも魅力ですが、穴場として知られる大崎方面へ足を延ばすことにしました。

浜離宮から大崎までは山手線を利用して30分ほどと移動時間も短く、駅から目黒川まで近いことも魅力です。

このエリアは河口が近いこともあって川幅が広く、景色もゆったりとした印象。

どこまで歩いても終わらない桜並木に癒されます。

五反田駅の近くでは、新しい船着場が建設されていました。

こんなに便利な場所からクルーズが楽しめたら最高ですね。

季節が終わる前にたっぷり桜を眺められてよかった…と思いましたが、どうしても夜桜を見たくなってしまい、スタートした墨田公園まで戻ることに。

同じ場所とは思えないほど昼と夜では印象が異なり、新鮮な感動がありました。

東京の水辺で桜を探した半日旅があまりにも楽しかったせいか、もう来年の春が気になっています。

のどかな春に桜が咲く日を心待ちにし、いつ散るのかと落ち着かない…。

そんな気分が、やはりあの歌を思い出させます。

世の中に たえて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし。

ワンコインで気軽に東京の水辺を楽しめる 東京ベイゾーン循環クルーズに乗ってきた!

港の周辺はもちろん、運河や川など、多くの舟が行き来している東京の水辺。水面を走る舟の姿を見ると、何故かそれだけで楽しくなりますが、そこに自分が乗っていたら、もっと楽しい時間が過ごせると思いませんか?

家族や友達と出かけるプランを立て、予約手続きを行い、そして料金を計算…と、ちょっとハードルが高いと思われがちな舟旅ですが、実はバス感覚で気軽に利用できるクルーズもあるんですよ。

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そのひとつが、2019年1月にスタートしたばかりの「東京ベイゾーン循環クルーズ」です。

「東京ウォータータクシー」http://water-taxi.tokyo

田町と天王洲、そして晴海(朝潮)を結ぶこの水上コミュニティバスは、コンパクトな舟で都市部の運河をスイスイ進み、30分弱で隣の船着場まで連れて行ってくれる、東京プチ観光にピッタリの移動手段。

しかも料金は1人1区間あたり500円とリーズナブル!

とにかく乗ってみなきゃ…と息子を誘い、ワンコインの舟旅に出かけてきました。

「東京ベイゾーン循環クルーズ」は予約なしで利用できる手軽さも魅力ですが、6~8人乗りの小さい舟なので、確実に乗りたい場合はインターネット予約がオススメです。

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乗船予約は「東京舟旅」のホームページからどうぞ。 https://www.suitown.jp/

この日は田町からスタートしました。11時40分に天王洲へ向かうクルーズを予約したので、新芝運河にある船着き場へ向かいます。JR田町駅の芝浦口(東口)から新芝橋のたもとにある船着場までは、徒歩3分とアクセスも良好です。

運河の街として発展してきた芝浦エリアでは、大きなものから小さなものまで、舟を連想させるオブジェが目を楽しませてくれます。短い散歩の中で、いくつ見つけられるか数えても楽しいですね。

船着場に着くと早速、可愛らしい黄色の舟を発見!

いそいそと近づいたら、これは「右回り」の舟でした。

「東京ベイゾーン循環クルーズ」には「右回り」と「左回り」の航路があり、2艘の舟がそれぞれ逆回りで田町、天王洲、晴海(朝潮)の船着場を回っているので、田町から天王洲へ行くには1区間だけ乗る方法と2区間乗る方法が選べるというわけです。

料金は区間ごとに500円なので晴海(朝潮)経由で行くと2倍になりますが、観光として楽しむならアリですね。

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待つこと数分、私たちが乗る「左回り」の舟が到着しました!

先ほど出会った舟もそうでしたが、クルーの方が常に笑顔で対応してくれるのが嬉しいです。

予約番号を伝え、いよいよ乗船。

舟のサイズが小さいので少し揺れますが、アトラクション的でもあり楽しさ満点です。ベルト型救命胴の装着も大きな船にはない手順ですが、ワンアクションのバックル式で手間はなく、これもドキドキ感が楽しめますし、なにより安心。

いざという時は腰のヒモを引くことで浮力が確保できるそうです。

これまで目にしたことがない運河沿いの街並みは、風光明媚と言わないまでも「こんな場所が都心にあったなんて!」と新鮮な驚き。

しかもそれを水の上から眺めていることに、息子ばかりか私まで興奮気味です。

「あっ!」

息子がさらに高揚した声をあげた瞬間、目の前に現れたのはユリカモメの群れでした。

新橋~豊洲間を走る東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」の名でも知られ、東京都が自治体の鳥「都鳥」として定めるユリカモメですが、こんなにたくさん、これほど近くで見るのは初めてです。

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黄色い舟を見つけると追いかけてくる可愛いユリカモメたち、よく見るとそれぞれ表情が違うのだとクルーの方が教えてくれました。

ユリカモメは冬季に日本へ渡ってくるため、残念ながら夏になると見ることができないそうです。乗船前日は東京都心でも積雪が記録されるなど厳しい気候でしたが、寒さに負けず来てよかった!

この貴重で楽しすぎる触れ合いを楽しみたい方は、マフラーと手袋が欠かせない今の季節がオススメです。

天王洲までの約25分は、本当にあっという間でした。

実はこの後ふたたび舟に乗り、天王洲から晴海(朝潮)へ向かう予定なので、次の舟が来るまでの1時間半、街の散策とランチを楽しむことにします。

天王洲アイルは、ギャラリーやアトリエが多いことでも知られるアートの街。

希少な伝統画材を揃える「PIGMENT(ピグモン)」(公式サイト:https://pigment.tokyo)など有名な施設もありますが、街を散策するだけでも多くのオブジェを目にすることができます。

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船着場のすぐ前にある「RIDE」は、透明なドーム型テント「ガーデンイグルー」や「こたつガーデン」など、冬季限定のテラス席を用意しているオーシャンスタイルのレストラン。

ビニールのカーテンで仕切られただけの「こたつガーデン」ですが、こたつとストーブのおかげで中はぽっかぽか。外の景色を楽しめることはもちろん、次の舟が到着するギリギリの時間までゆっくりできるのが嬉しいです。

半纏(はんてん)をお借りして、コタツで楽しむカジュアルなランチ。

このギャップが、たまらなく楽しいのです。

13時40分発「左回り」の舟には、すでに数羽のゆりかもめユリカモメが乗船していたので、一緒にクルージングを楽しむことになりました。

事前に予約(前日の15時まで)していない場合は、交通系ICカードで決済します。

1区間料金は「ワンコイン」ですが、実際にコイン(現金)で支払うことはできないのでご注意ください。

「右回り」の舟とすれ違い、数本の橋をくぐると海が広くなってきました。

小さな舟は視線と水面が近いこともあり、スピードが速く感じられてスリリングです。船室には暖房も用意されていますが、冷たい風を浴びながらでも外で楽しむ価値があります、この景色。

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なにより、舟を追いかけてくるユリカモメたちが可愛くて可愛くて。

湾岸エリアは2020年のオリンピック開催に向けて開発が進められ、慌ただしくその姿を変えています。次々に増えていく選手村の建設や、豊洲に機能を移した築地市場が解体されていく風景を同時に眺めることができるのも、舟ならではの楽しみと言えるでしょう。

舟はふたたび運河に入り、朝潮の船着場に到着。

事前に連絡しておけば自転車を乗せることもできるので、サイクリングコースの一部としても利用できそうです。ちなみに…とても小さい舟ですが、トイレを装備しているので寒い季節でもご安心ください。

下船後は、ドコモ・バイクシェアで自転車を借りて晴海・月島を散策しました。

事前にアカウント登録を済ませておけば携帯電話ひとつで気軽に電動アシスト自転車を利用できるこのサービス、料金は30分150円からとリーズナブルで、提携エリア内のサイクルポートであればどこでも返却できるシステムが便利です。

利用する際は、携帯電話のアプリかWEBブラウザからログインして最寄りのサイクルポートを探し、自転車の番号を指定すると開錠パスコードが表示されるので、自転車の操作パネルに4ケタの数字を入力すれば走行可能になります。

自転車を指定する前に電源ボタンをONにして、バッテリー残量を確認しておくといいですよ。

ドコモ・バイクシェア https://docomo-cycle.jp/

先ほど舟に乗って海から見た晴海エリアですが、自転車で走りながら眺めるとずいぶん印象が違うことに気づきます。

陸から眺める海もまた舟の上とは違った印象で、その両方を一日で体験できることが、この旅のいちばんの楽しさだと感じました。

隅田川にかかる勝鬨橋(かちどきばし)は、1940年に完成した日本でも数少ない可動橋で、かつては大型船の航行に合わせ中央から跳ね上がるように開きましたが、物資を運搬する舟の航行が減少したことや自動車の交通量が増えたことなどから、1970年を最後に開閉しなくなったそうです。

そんな歴史を学ぶことができる「かちどき 橋の資料館」がすぐ近くにあると聞き、向かってみましたが…残念ながら休館日でした。

開館は毎週火曜日、木曜日、金曜日、土曜日…と、覚えておきます。

締めくくりは月島の「もんじゃストリート」へ。

これも東京の水辺で育った文化のひとつだからと、旅のプランに組み込んでいました。

もんじゃ焼きは東京下町のローカルフードという印象でしたが、あちこちで行列ができるほどの人気に驚かされました。

丼で提供された材料を鉄板に落とし、土手のように広げた輪の中へ出汁を注ぐ独特の調理法は、シンプルなのに難しく、手際のいい店員さんの作り方を見ながら慣れない手つきで挑戦。

人気メニューは「明太もちチーズもんじゃ」だそうです。

食事のようなオヤツのような…なんとも不思議な食べ物ですが、食べて美味しいし、作るのも楽しい。なにより、風に当たって冷えた身体が温まっていく心地よさが最高でした。

最後は築地場外市場にあるサイクルポートで自転車を返却し、お土産を購入して本日の旅は終了です。

東京の水辺を半日ほど散歩しましたが、舟と自転車を組み合わせることでこれほど濃密に遊べることを学びました。

手間もコストもかからないお手軽な舟旅、次はぜひ「右回り」で楽しみたいと思います。

冬の幻想的なお台場を大満喫! 花火とイルミネーションを一度に楽しむ欲張り舟旅

師走に入っても、まだどこか秋の温もりを感じさせていた東京に、いよいよ冬将軍が訪れました。空気が冷たくなると、屋外でのアクティビティも楽しみづらくなりそう?

いえいえ、将軍が連れてくるのは寒さだけではありません。冷たく澄んだ空気は、いつも見ている風景をシャープに、そしてハイコントラストに演出してくれるのです。

夜景の美しさも、割増しサービス中。となれば、マフラーと手袋を用意してでも出かけない理由はありません。

都心の夜景スポットとして人気のお台場では、12月の毎週土曜日、19時から打ち上げが始まる「お台場レインボー花火2018」や、臨海副都心のさまざまな施設がイルミネーションを点灯する「イルミネーションアイランドお台場2018」など、寒い冬でもイベントが満載です。

お台場レインボー花火2018  

https://www.tokyo-odaiba.net/rainbow2018/

イルミネーションアイランドお台場2018

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/11/08/01.html

 

「お台場レインボー花火」のタイミングに合わせて出航するナイトクルーズも見つけたので、ちょっと贅沢に間近で花火を楽しむことにしました。

東京水辺ライン 水上バスで行こう! 12月限定!!ナイトクルーズ

http://www.tokyo-park.or.jp/waterbus/announcement/41102.html

旅の出発地点に選んだのは、浅草の水上バス乗り場。

どうせお台場へ行くなら、2018年8月の就航以来ずっと気になっていたエメラルダスに乗りたいと思ったからです。

水上バス乗り場は、隅田川にかかる吾妻橋のたもとにあります。浅草駅を出てすぐとアクセスが良好で雷門も歩いて数分の場所、出発まで時間があればランチも観光も楽しむことができます。

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お台場海浜公園へ行く浅草発の水上バスは定期便と臨時便を合わせて数多く運行されていますが、この日のエメラルダスは4便でした。

しかもすべて予約で完売という驚きの人気ぶり!

利用する場合はインターネット予約がオススメです。

TOKYO CRUISE  https://www.suijobus.co.jp/

スマートフォンを持っているなら、事前決済の電子チケットが便利です。

届いたメールからチケット画面にアクセスし、係の方に電子スタンプをポンと押してもらえば受付は完了。

電子チケットを提示すると待合所のカフェや船上店舗でドリンクが割引になるサービスもあるので、さらにお得ですよ。

出航時間が近づきエメラルダスが着岸すると、待合所内が不思議な一体感で盛り上がります。

エメラルダスは「銀河鉄道999(スリーナイン)」「クイーンエメラルダス」などの作者として知られる漫画家・松本零士氏がデザインを手がけた舟で、「子どもたちが思わず乗ってみたい」と思うことをコンセプトに誕生したヒミコ、ホタルナに続くシリーズ第3弾の最新作。

丸みを帯びたシルエットとシルバーメタリックのボディは、幼い頃に思い描いた宇宙船の姿そのもので、老若男女、分け隔てなく気分を高揚させてくれます。

折りたたまれて上方へ跳ね上がるハッチ型ゲートも、「まさに!」といったシステム。

乗船する際、頭を少し低くする手間さえも楽しい思い出に変えてくれます。

グラスエリアが広く、フロアと操縦席に大きな隔壁がない船内空間はとてもゆったりとしており、満席(定員100人)でも窮屈な感じがありません。

出航後、しばらくの間は船上デッキに出ることができないので、ソフトドリンクやアルコールを販売するカフェが賑わいを見せます。

浅草からお台場海浜公園までは、約55分の旅。

常に変わり続ける景色は見ているだけで楽しく、船上デッキに吹く冷たい風も心地よく感じます。

999(スリーナイン)世代には懐かしい星野鉄郎やメーテル、そしてエメラルダスなど人気キャラクターによる観光アナウンスが流れるため、船内で退屈することはありません。

今回は16時20分浅草発でしたが、夕暮れと夜、両方の景色を楽しめるこの時間帯の便は本当にお得だったと思います。

片道1560円(小人930円、幼児300円)の料金は、かなりのハイバリューと言っていいでしょう。

エメラルダスは基本的に自由席ですが、最大4人で利用できるボックスシートタイプのコンパートメントも3カ所用意されており、ゆっくり舟旅を楽しみたいグループや家族連れには、座席指定のこちらも人気でした。

お台場海浜公園に到着すると、もう空は真っ暗。

ライトアップされたレインボーブリッジと花火の打ち上げを待つ無数の屋形船が、水面を鮮やかに染めています。

「イルミネーションアイランドお台場2018」が実施されていることで、お台場はいつもと違う表情を見せています。

花火クルーズの出発時間まで少し散歩して、カフェで暖をとりながら景色を楽しみました。

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舟は花火が始まる10分前の18時50分に出航しました。

少し沖へ出て湾内で停泊し、打ち上げを待ちます。

ちなみに、こちらも人気のクルーズなので、チケットは事前予約での購入がオススメです。

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ドン!と大きな音が響くと、一瞬にして空が明るくなりました。

わずか10分という短い時間でしたが、遮るものがない大きな空に次々と打ち上げられる花火は見応え満点。

見るものは同じでも陸と海、場所が変わると景色も変わったように感じられ、本当に贅沢をしている気分です。

少し風は強めでしたが舟の揺れを感じることもなく、真冬の空に咲く美しい花火を堪能することができました。

花火が終わった後は20時25分まで、たっぷり時間をかけてクルージング。

真下から眺めるレインボーブリッジは圧巻の迫力で、カラフルなイルミネーションのおかげもあり、ちょっと感動してしまう美しさです。

東京タワーやパレットタウンの大観覧車をはじめ、ライトアップされた東京の水辺のランドマークを眺めるだけでも、十分に乗る価値があります。

5000円(小学生2500円)の料金設定も高いと感じさせないプレミアム感です。

余談ですが、この日のナイトクルーズではちょっと楽しいハプニングに遭遇しました。

船上デッキで景色を楽しんでいたら、「みなさん、しゃがんでください!」と船員さんから案内があり、クルーズ参加者が一斉に身をかがめる一幕がありました。

なんと満潮時の潮位が普段より高く、橋との間隔が狭くなっていたのです。

本当に手が届いてしまう距離で何本もの橋をくぐる舟旅はスリリングでしたが、参加者はみんな笑顔で楽しそう。船員さんに聞くと、さらに潮位が高くなった場合は折りたたみ式の柵を格納するため、一定区間は船上デッキに出ることができなくなってしまうとのこと。

本当に思い出に残る一日になりました。

また来年も…いえ、できれば年内にもう一度味わってみたいです、この楽しすぎる舟旅を。